レジンや発泡ウレタンでルアーを作る一番のヤマ場は、
やっぱシリコン型作りでしょう。
一般的には、粘土にルアーを半分埋め込んで その上からシリコンを流し込み、半型作成。
そしてそれを利用して、もう半型を作る。
でも僕は、最初の“粘土に半分埋め込む”という工程でつまずく。
ルアーと粘土との間に、どうしても隙間ができてしまう。
この隙間がどうなるかというと、ルアーの輪郭に鋭角な角がある半型ができあがってしまう。
でも別に、これがあると完成するルアーの形状に影響が出るかというと、そうでもない。
ただ、型の耐久性は落ちると思う。
で、何か違う方法は無いものかと思案・・・
そして思いついたのが、粘土部分をシリコンにしちゃったらどお?ってこと。
まず、
まず、ゴム板の上にオモチャのブロックで枠を作り、そして両面テープを貼り 原型となるルアーを置く。
そして、レジンの通り道となる位置に、針金を置く。
この場合、ルアーは厚み6mm、針金は直径3.2mm。
ルアーのセンター、つまり3mmの高さに、3.2mm径の針金のセンターを置きたかったので、
1.4mmぐらい浮かせたい。何かないかな?と思ったら、1円玉がちょうどそれぐらいだったので利用。
まわりの丸いのは、6mmのBB弾。
これは、最終的に型を合体させた時に、位置がズレないようにするため。
今回使用するシリコンは↓コレ。
ちょっと硬め。
初めて開けたとき、沈殿を攪拌するのがなかなか大変でした。
40gぐらいシリコンを紙コップにとり、
硬化剤を入れて かき混ぜ、ちょうどルアーが半分沈むぐらい枠の中に流し込む。
表面張力が心配・・・・
固まったら、BB弾以外のパーツを出来上がった型に移す。
今回のこのやり方、ここまではまあ思い通りに行ったが、
ここから先がダメだった。
この↑左側に写ってる半型をまたブロックで作った枠に入れ、
離型剤を筆で塗り(これ塗らないと、シリコン同士がくっついてしまう)
シリコンを流し込んだのだが、
最初の粘土の代用として使ったシリコンからルアーを外して、
そして出来た半型に移植したのがダメだった。
シリコンとルアーが密着していないもんだから、間にシリコンが流れ込んでしまいボツに・・・
それにエッジが丸い。
片方が丸いってことは、もう片方は鋭角にでてる。表面張力のせい。
ってことで、違う方法を思いついた。
次回につづく・・・